サステナビリティ
バリューチェーン

OTBグループとその傘下の企業は、サプライチェーンの促進と保護に取り組んでいます。

OTBでは、協力、信頼、尊敬に基づく組織こそが、サプライチェーンの責任ある管理と高品質な製品の生産に不可欠であると考えています。

36か国に広がる1,150社以上のサプライヤー

OTBは、36か国に拠点を持つ1,150社以上の一次サプライヤー*と協力しています。そのうち72%はイタリアに拠点を構えています。
OTBの調達ポリシーは、供給チェーンの中断に伴うリスクに効果的に対応するため、限られた数のサプライヤーへの依存を軽減することを目的としています。

2024年には、グループ会社による発注の55%がイタリアで、25%がEMEA諸国(イタリア以外)でなされています。原材料のサプライヤーのほとんどは、グループの生産拠点の近くに位置しています:

原材料サプライヤーの地域別分布

イタリア

欧州・中東・アフリカ (イタリア以外)

アジア太平洋 (日本以外)

日本

アメリカ

*一次サプライヤーとは、生産拠点と直接協力関係にあるサプライヤーを指します。
これらのサプライヤーは、材料、完成品、部品(工業化、製品化の別を問わない)の供給を直接担当しています。

ドキュメンタリー シリーズM.A.D.E.

M.A.D.E. Made in Italy, Made Perfectlyは、OTBグループのドキュメンタリーシリーズであり、グループにとって最も大切なパートナーの魅力あふれるストーリーを紹介するものです。このドキュメンタリーの目的は、ファッション産業におけるイタリアの高い評価を確立するのに貢献してきた才能や職人技をもつ人々の姿や声を伝えることと、その類まれな品質と専門技術を表現することにあります。

ドキュメンタリーに収録された13のエピソードは、職人技を極めたイタリアのアルティザン(職人)の真の姿を伝えています。彼らは、創業者でもありアルティザンとしても、零細企業や中小企業の中心的な役割を果たしています。またその類まれな技量ゆえにユニークなサプライチェーンを生み出すことに貢献してきました。

最後のエピソードは、“M.A.D.E. - Made in Italy, Made with Bravery. Featuring Renzo Rosso”と題されたショートビデオで、Renzo Rossoが自らのストーリーとサプライチェーンに与えられた重要性について語っています。このビデオは4月15日の月曜日、第1回ナショナル メイドインイタリー デーに放映されました。

C.A.S.H.プロジェクト

OTBは、ファッションはサプライチェーンとの協力関係に大きく左右さ、その点においてイタリアは、すばらしい成果をあげてきた代表例であると確信しています。このため、当グループは2013年にC.A.S.H.プロジェクト(Credito Agevolato – Suppliers’ Help:有利な条件でのクレジット-サプライヤーへの支援)を立ち上げました。このプログラムは、サプライヤーが銀行を介してOTBへの売掛金を事前に回収することを可能にし、また保証人の役割を担うOTBグループの高い信用度のおかげで、きわめて有利な経済条件を享受できるようになりました。C.A.S.H.には54のアクティブサプライヤーが参画し、彼らの売掛債権の95%を買い取るまでになりました。プロジェクト開始以来、買取総額は7億ユーロにまで増大しました。

サプライチェーンの連携によるサステナビリティ推進

OTBのサステナビリティを追求する過程において、サプライヤーとの連携が重要な役割を果たしています。
グループは、1,150社を超えるサプライヤーとの緊密な協力関係を通じて、行動規範および倫理規定に定められた価値観を共有し、その遵守を推進しています。

OTBの倫理規定と行動規範

OTBグループのDNAを象徴する価値観は、OTBの日常業務やサプライヤーの業務において不可欠なものであり、倫理綱領と行動規範に集約されています。

倫理綱領は、当グループが事業の遂行、活動の実践、利害関係者との関係の管理において遵守する一連の価値観、原則、行動規範を記述したものであり、当グループの従業員および当グループが活動の過程で接触するすべての人々の行動の指針となるものです。

サプライヤー行動規範には、サプライヤーがOTBグループと取引を行う際に遵守すべき行動基準がまとめられています。行動規範の普及と適用により、サプライヤーが当社の価値観を理解し尊重することを保証しています。この文書には、安全な労働条件、労働者の権利の尊重、環境および動物福祉の保護、およびこれらの分野における現行法の適用を保証する一連の規則が含まれています。

当グループで、または当グループのために働くすべての者は、それぞれの職務と責任の範囲内で、これらの規範の原則を遵守し、実施する義務を負います。

サプライチェーンの管理

グループ各社は、公表された監査報告書の評価、あるいは第三者によるオンサイト監査を通じて、サプライヤーの社会的、環境的パフォーマンスを評価し、自らのサプライチェーンの分析に取り組んでいます。簡単に解決できる「不適合」の場合、違反事項が迅速に修正されたことを確認するための、フォローアップ監査が実施されます。より深刻ではあるが致命的ではない「不適合」の場合、サプライヤーに対し、解決に向けたアクションプランの策定を求め、問題の違反事項の種類や深刻さによって異なりますが、一定の期間内にそれを実施することを求めます。最後に、致命的な「不適合」、あるいはサプライヤーが策定された解決策を講じることができない場合は、グループ各社は契約に従い、供給関係を解消する権利を保有しています。

中心にあるのは「人」

OTBグループは、従業員に対して、キャリア形成のどの段階にいようとも、その人をサポートします。具体的には、成長を促し、新たなスキルの習得を支援し、ワークライフバランスを確保するという理想的なモデルを生み出すことを目指しています。